しまねレッドデータブック2026
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ーー鳥類絶滅 野生絶滅絶滅危惧Ⅰ類絶滅危惧Ⅱ類準絶滅危惧情報不足303020042013/2014情報不足(DD)情報不足(DD)20042013/2014絶滅危惧Ⅱ類(VU)絶滅危惧Ⅱ類(VU)20262026●参考文献星野由美子(2018)島根県雲南市におけるコウノトリの Ciconia boyciana の繁殖に関する観察記録. 島根県立三瓶自然館研究報告, 16: 69-73.星野由美子・森脇昭子・高橋誠(2023)島根県雲南市大東町におけるコウノトリ繁殖行動のビデオ録画による観察結果. 野生復帰, 11: 15-19.兵庫県教育委員会・兵庫県立コウノトリの郷公園(2011)コウノトリ野生復帰グランドデザイン. 36pp. 兵庫.叶内拓也(2024)山渓ハンディ図鑑 新 日本の野鳥. 719pp. 山と渓谷社, 東京.内藤和明・星野由美子・高橋誠二(2020)野外でのビデオ録画によるコウノトリの繁殖の行動解析. 野生復帰, 8: 1-9.●参考文献環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編(2014)レッドデータブック2014-日本の絶滅のおそれのある野生生物-2 鳥類. 250pp. ぎょうせい, 東京.日本クロツラヘラサギネットワーク・日本野鳥の会(2024)クロツラヘラサギ世界一斉センサス集計結果. https://www.wbsj.org/activity/conservation/endangered-species/bfs-pj/bfs-census2024/, (2025年4月26日閲覧)植田睦之(2005)クロツラヘラサギ. Bird Research News, 2(7): 4-5.植田睦之・植村慎吾(2021)全国繁殖分布調査報告 日本の鳥の今を描こう 2016-2021年. 175pp. 日本繁殖分布調査会, 東京.コウノトリ目コウノトリ科Ciconia boyciana Swinhoe, 1873カテゴリー区分撮影者(提供者):島根県立三瓶自然館ペリカン目トキ科Platalea minor Temminck & Schlegel, 1849カテゴリー区分撮影者(提供者):(公財)ホシザキグリーン財団県内での生息地域・生息環境存続を脅かす原因特記事項県内での生息地域・生息環境存続を脅かす原因絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)環境省カテゴリー絶滅危惧ⅠB類(EN)絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)環境省カテゴリー絶滅危惧Ⅱ類(VU)選定理由概  要選定理由概  要 1971年に国内における野生個体は絶滅したが、野生復帰の取り組みが進み、現在では再導入された個体が全国各地で繁殖している。県内では、この放鳥由来の個体が繁殖しているほか、冬期には大陸産の野生個体がまれに渡来する。繁殖地が限られた地域に限定されていること、種の存続には十分ではない生息数であることから絶滅のおそれがある。種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に指定されている。 本種は全長が約110cm、翼を広げると2m以上にもなる大型の鳥。体と尾羽は白く、翼の風切羽が黒い。嘴は太くて長く、成鳥は黒い。脚は赤い。野生個体の繁殖地は、シベリア南東部から中国東北部で、冬季は中国東南部へ渡る。かつては国内に広く分布していたが、狩猟圧、営巣木の消失、餌資源の減少と水銀中毒、個体数減少による遺伝的多様性の低下など多くの要因により野生絶滅となった。その後、人工繁殖の成功によって飼育個体が増え、2005年から野生復帰に向けた放鳥が開始された。現在は国内に500羽以上の再導入由来の個体が生息している。湿地や河川、浅い湖沼や里地の水田などで採食し、浅い水辺をゆっくりと歩きながら獲物を探し、長い嘴で捕らえる。食性は動物食で、おもに魚類のほか、両生・は虫類、昆虫類や甲殻類など多種多様なものを食べる。繁殖期は3ー7月で、人工構造 世界的に局地的な分布で、生息環境の減少が深刻とされる。県内の渡来数は1〜数羽程度であり、毎年のように越冬あるいは越夏する個体が観察されるが、もともと生息に適した環境は少ないため、存続基盤は脆弱と考えられる。絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律で国内希少野生動植物種に指定されている。 全長約70ー80cm。しゃもじ形の長い嘴は、成鳥は全体に黒く皺があるが、若鳥は皺がなく肉色を帯びている。体は全体に白いが、成鳥の夏羽は冠羽と胸に黄色味があるほか、幼鳥や若鳥は翼の先端が黒く、飛翔時に目立つ。ヘラサギに似ているが、眼先は黒い皮膚が露出している。干潟、水田、河川、湖沼などの湿地に生息し、嘴を半開きにして水の中に入れ、横に振りながら、魚類や甲殻類などを捕食する。朝鮮半島北西部と中国東北部などで繁殖し、台湾、香港、中国、ベトナム、日本などで越冬する。かつては九州の干潟に局所的に越冬する鳥で、世界的にも香港や台南に大きな越冬地がある程度だったが、その生息数は急激に増加しているとされる。しかし、この増加のすべてが個体数の増加ではなく、見つかっていない越冬地が開発などで消失し、既知の越冬地に移動物の上に直径2m近い大きな巣を作る。卵は2ー5個産卵し、31ー35日でふ化する。雛は約2カ月で巣立つ。親鳥は雌雄交代で抱卵と育雛を行う。国の特別天然記念物。 大陸産のものと見られる野生個体は、斐伊川や飯梨川河口周辺などで記録があるほか、隠岐(島後)では複数回越夏したことがある。野生復帰による放鳥個体は、2005年以降、県内各地に飛来していたが、2017年から雲南市で繁殖が始まった。2022年頃からは県内各地で複数のつがいによる造巣行動が確認されるようになり、2025年には県内で4つがいが繁殖した。 開発や耕作放棄地の増加などによる生息適地の減少や農薬の使用による採食条件の悪化など。営巣適地の不足や再導入個体の遺伝的多様性の低さ。 再導入個体の考え方については、2019年の環境省レッドリストの見直しで、野生絶滅(EW)の基準を満たさない状況を5年以上にわたって維持していることを踏まえて絶滅危惧 IA 類(CR)に変更したことを参考とした。なお、2026年3月の見直しでは、絶滅危惧ⅠB類(EN)に変更されている。してきた可能性もあると考えられている。国内の記録数も1990年から2024年にかけて増加傾向にあるが、生息環境は狭まりつつあるとされる。 おもに旅鳥または冬鳥として1羽あるいは数羽程度が観察される。県内には干潟のような広い湿地環境がほとんどないが、水深が浅い砂泥地がある河口部や湖岸、水田などで採食する姿が見られる。県東部には、流入河川の広い河口部と周辺に水田地帯などがある宍道湖や中海があり、県中部や西部に比べると記録が多い。越夏することもあり、その場合は若齢個体であることが多いと考えられる。隠岐諸島でも確認されているが、一時的な渡来と考えられる。 国内では生息環境が開発や整備などで狭まって来つつあるとされる。また、餌生物からの有害物質の摂取の懸念のほか、釣り糸の絡まりなどの事故も多くなっているとされる。県内では、もともと生息に適したが環境が少ないため、人為的な改変や植生遷移などで狭まった場合には影響が大きいと考えられる。また、一時的でも極端な増水あるいは渇水などで生息環境が縮小したり、写真撮影などで過度な接近が繰り返されたりすることによる影響も懸念される。(執筆者:星野 由美子・森 茂晃)(執筆者:森 茂晃)島根県固有評価島根県固有評価コウノトリクロツラヘラサギ絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)

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