しまねレッドデータブック2026
421/740

41141120042013/2014ーーーーー維管束植物絶滅 野生絶滅絶滅危惧Ⅰ類絶滅危惧Ⅱ類準絶滅危惧情報不足20042013/2014準絶滅危惧(NT)絶滅危惧Ⅱ類(VU)20262026●参考文献大橋広好他(2017)「改訂新版 日本の野生植物5」.474pp. 株式会社平凡社,東京柳浦正夫(2021)島根県で初確認されたヤマウツボについて.島根県立三瓶自然館研究法国(19):49-50.島根県立三瓶自然館・しまね自然と環境財団●参考文献角野康郎(1985)ノタヌキモの生態.水草研究会会報,22:5-8.角野康郎(2014)日本の水草.326pp. 文一総合出版, 東京.ハマウツボ科Lathraea japonica Miq. var. japonicaカテゴリー区分撮影者(提供者):田中哲郎タヌキモ科Utricularia aurea Lour.カテゴリー区分撮影者(提供者):辻井要介絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)環境省カテゴリー絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)環境省カテゴリー絶滅危惧Ⅱ類(VU)選定理由概  要選定理由概  要 県内では産地も個体数も少ない。 この属は葉緑体を欠く寄生植物で、ブナ科やカバノキ科、ヤナギ科などの根に寄生し、地上に直立する花茎を出し、多くの花をつける。ヤマウツボは山地の落葉樹林下に生育し、全体が白色でやや褐黄色を帯び、花のない茎は長さ6−10cmで、花茎は長さ13−30cmになる。茎は無毛か軟毛を散生する。葉は心形で先は丸く長さ5−10mm。内部に空所がある。花期は5−7月で萼は白色で腺毛を産生、花冠は白色でやや赤紫色を帯びる。国内では本州(宮城県以南)・四国・九州に分布し、国外では韓国(鬱陵島)・中国に分布する。 減反あるいは圃場整備により、主要な生育場所であるため池の保全・管理が年々行われなくなっている。以前は生育するため池が多く見られた宍道湖湖北ため池群で姿を消したため、ランクをこれまでの絶滅危惧Ⅱ類から絶滅危惧I類に変更した。 本州以西、四国、九州、南西諸島の湖沼やため池に群生する1年生の浮漂植物で、弱酸性の水体を好む。茎はよく分枝し、長さ1.5mに達する。長さ3−8cmの葉は基部から3本の枝に分かれ、タヌキモやイヌタヌキモと異なり、毛筆状にふさふさと立体的に分裂する。花茎は水中茎よりも太く、長さ7−20cmで、鱗片葉はなく花茎上方に淡黄色の3−11 個の唇形花をつける。花期は7−10月。自家受粉によってよく結実し、果実は直径4−7mmの球状、種子はプリズム状で、縁に鈍い5−6稜がある。本種は1年草で殖芽を形成しないが、湧水に涵養される場所ではそのまま越冬し、亜熱帯地域では多年草であるという。県内での生育地域・生育環境 西部の山地での生育が報告されている。存続を脅かす原因県内での生育地域・生育環境存続を脅かす原因(執筆者:柳浦 正夫)(執筆者:國井 秀伸)島根県固有評価 森林伐採。島根県固有評価 宍道湖・中海周辺の丘陵部及び平野部のため池などにジュンサイやガガブタなどとともに生育。 農業形態の変化によるため池の管理不足。ヤマウツボノタヌキモ絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)

元のページ  ../index.html#421

このブックを見る