しまねレッドデータブック2026
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62862820042013/2014絶滅危惧Ⅱ類(VU)絶滅危惧Ⅱ類(VU)20042013/2014ーー海藻類絶滅 野生絶滅絶滅危惧Ⅰ類絶滅危惧Ⅱ類準絶滅危惧情報不足20262026●参考文献秋吉英雄・井上明日香・幸塚久則(2005)島根県隠岐島・島前におけるクロキヅタCaulerpa scalpelliformis var. intermediaの生育状況について.Caulerpa scalpelliformis var. intermediaの生育状況について.ホシザキグリーン財団研究報告,8: 197-201.梶村光男(1968)天然記念物隠岐島産クロキヅタの成熟季節について.藻類,16: 38-43.Kajimura M (1969) On ecology of Caulerpa scalpelliformis var. denticulate in the Oki Islands. Memoirs of the Faculty of Literature and Science, Shimane University, Natural Sciences, 2: 81-98.内村真之・Etienne Jean Faye・幸塚久則・新井章吾(2006)隠岐沿岸における国指定天然記念物クロキヅタCaulerpa scalpelliformis (R.Brown ex Turner) C. Agardh (Caulerpaceae, Chlorophyta)の生育分布について.ホシザキグリーン財団研究報告,9: 215-225.●参考文献Kajimura M (1981) Streptophyllopsis a new genus of Laminariaceae, Phaeophyta, from Japan. Memoirs of the Faculty of Literature and Science, Shimane University, Natural Sciences, 15: 75-87.Kajimura M (1983) Developlnent of Streptophyllopsis kuroshioensis (SEGAWA) KAJIMURA (Phaeophyta,Laminariaceae) in culture. Memoirs of the Faculty of Literature and Science, Shimane University, Natural Sciences, 17: 71-80.Kajimura, M. 1983. On the regeneration of annual blade in Streptophyllopsis kuroshioensis (Segawa) Kajimura (Phaeophyta, Laminariaceae) from the Oki Islands. Memoirs of Natural and Cultural Researches of the San-in Region. 23: 9-13.環境省自然環境局生物多様性センター(2001) 海域自然環境保全基礎調査 重要沿岸域生物調査報告書 7.静岡県田牛藻場 84pp. 緑藻植物門アオサ藻綱イワヅタ目イワヅタ科イワヅタ属Caulerpa scalpelliformis (R.Brown ex Turner) C. Agardh var. scalpelliformisカテゴリー区分撮影者(提供者):秋吉英雄黄藻植物門褐藻綱コンブ目ネコアシコンブ科クロシオメ属Streptophyllopsis kuroshioensis (Segawa) Kajimuraカテゴリー区分撮影者(提供者):林裕一(岡部㈱応用藻類学研究所)県内での生育地域・生育環境存続を脅かす原因存続を脅かす原因特記事項絶滅危惧Ⅱ類(VU)環境省カテゴリー―絶滅危惧Ⅱ類(VU)環境省カテゴリー―島根県固有評価― 隠岐諸島でのみ生息が確認されている。天然記念物の地域保護指定地になっている隠岐島西ノ島の別府湾、中ノ島海士町菱浦湾周辺では広範囲に繁殖している。生息環境は実に様々で、砂礫質の浅い海底2mでは、砂に埋まっている岩上を中心として砂地上に匍匐枝を伸ばして、直径2〜3mのコロニ−を形成していたが、防波堤のコンクリ−ト面や船の係留ロ−プ、直径50cmほどの転石上にも集団を作っており、水深30cmから20mの深さの冬場の波の影響を受けにくい場所で繁殖しているものと思われる。 沿岸域の堤防の設置や埋め立て、港湾浚渫作業等の海事工事などの漁港の整備・拡張に伴う生息環境の破壊が懸念される。生活排水などの流出による海水の汚濁。油汚染や漂着物による生息環境の悪化。島根県固有評価―選定理由概  要選定理由概  要県内での生育地域・生育環境 この海藻は梶村によって初めて隠岐島で報告されたが(1981)、ドレッジ採集を中心として得られた知見で生息環境は不明な点が多かった。近年、隠岐諸島中ノ島の岡部㈱応用藻類学研究所によって深度の潜水調査が行われ、生息環境の概要が少しずつ明らかとなってきた。島根県以外では静岡県伊豆海域に分布をみるのみで、伊豆半島でも深所に生育しているクロシオメは希少種であり、イセエビ漁の刺し網で混獲されることがある程度で、現場での生育は確認できてない。隠岐島においても分布は非常に限られていると考えており、潮流と海底質との微妙なバランスの上で繁殖しているものと思われ、生息環境の解明は急務である。 葉状部は倒卵形で傾卧し、1年生の季節的な消失をする。多年生の分岐する匍匐部と仮根を持ち、短尺な匍匐部の分岐は数回で水平方向の広がりは殆どない。葉状部の長さは20ー30cm、茎とのつけ根の部分が強く曲がる。 隠岐諸島でのみ生息が確認されている。水深20から60mの深海に産するもので、これまでに知夫里島、島後地区の都万、津戸ではドレッジを主体とした調査で確認されている。中ノ島における生息は現在のところ深度潜水調査が進行中である。今後の調査次第では生息地域が拡大する可能性が多大である。生息場は外洋の深所に局所的に見られ、海底地形によって形成される遮蔽区域に群生する状況などから探索し難く、生息環境は不明な点が多い。沿岸近くより沖側の外洋域に周年を通して藻体の分布密度が高い状況から水深60mまでの深部に生育し易いものと思われる。 隠岐諸島は、日本海特有の海洋現象がこの海域に生息する生物に与える影響は非常に大きい。南からの対馬暖流と北からのリマン寒流の勢いの強弱による海水温度変化、冬の季節風の吹き出しによる深海の冷水湧流の影響など、不安定な環境の中で、常に生息が脅かされるギリギリの状況の中で生き続けていると思われる。 隠岐島津戸が基準標本産地(タイプ産地)である。(執筆者:秋吉 英雄) 隠岐諸島西ノ島の黒木御所跡近くの浅海で日本で最初に発見され、それにちなんでクロキヅタと命名された。海藻類としては唯一、国の天然記念物に生息地域が指定されている(1922年)。島根県以外では愛媛県と高知県に分布をみるのみで、南西諸島にはアマミノクロキヅタがある。隠岐諸島においても分布は限られており、潮流と海底質との微妙なバランスの上で繁殖しているものと思われ、防波堤の建設などによる海水の汚濁によって生息地域が減少傾向にあると思われる。 体は匍匐する円柱状の茎状部と下方に繊維状の仮根を認める。匍匐枝の上方には、幅1〜2cm、高さ10〜20cmの緑色の平たいリボン状の葉状部が分岐しないで直立している。葉状部の縁は鋸のようなギザギザの切れ込みがあるのが特徴である。(執筆者:秋吉 英雄)クロキヅタクロシオメ絶滅危惧Ⅱ類(VU)絶滅危惧Ⅱ類(VU)

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