しまねレッドデータブック2026
651/740

菌類絶滅 野生絶滅絶滅危惧Ⅰ類絶滅危惧Ⅱ類準絶滅危惧情報不足64164120042013/2014絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)20042013/2014絶滅危惧Ⅱ類(VU)絶滅危惧Ⅱ類(VU)20262026●参考文献今関六也・本郷次雄(1989)原色日本新菌類図鑑(Ⅱ).315pp.保育社,大阪.今関六也・大谷吉雄・本郷次雄(2011)増補改訂新版 日本のきのこ.山と渓谷社,東京.●参考文献今関六也・本郷次雄(1987)原色日本新菌類図鑑(Ⅰ).325pp.保育社,大阪.今関六也・大谷吉雄・本郷次雄(2011)増補改訂新版 日本のきのこ.山と渓谷社,東京.タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科Polyporus tuberasterカテゴリー区分撮影者(提供者):宮崎惠子ハラタケ目クヌギタケ科Mycena sp.カテゴリー区分撮影者(提供者):宮崎惠子県内での生育地域・生育環境存続を脅かす原因県内での生育地域・生育環境存続を脅かす原因絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)環境省カテゴリー−準絶滅危惧(NT)環境省カテゴリー−島根県固有評価− 県中部の三瓶山山麓のブナ林において、2002年にシデ枯枝上で最初の子実体が確認された。2021年には同じく三瓶山においてブナ林以外でも分布が確認された。また、2012年には県東部飯南町の広葉樹林でも確認されている。 生息域の狭小化、基質であるブナなど広葉樹の倒木が減少、生育場所の乾燥化。島根県固有評価− 2002年に県西部、2003年に県東部の一部地域で確認され、県内での分布は矮小と考えられたが、現在はブナ樹下に優先的に生息していることが知られている。子実体は前年以前のブナ堅果から発生し、この堅果には落葉や腐植が堆積していることが多く、比較的乾燥しにくいことが生育条件と考えられる。 生育域の狭小化、基質であるブナの減少、生育場所の乾燥化。選定理由概  要選定理由概  要 国内における分布は比較的まれである。県内では東部と中部地域の広葉樹林で分布が確認されている。本種はおもにブナなど広葉樹の林地に生育するため、ブナ林の減少とともに、県内での絶滅が危惧される。 子実体は傘と柄からなる。傘はほぼ円形、扁平で中央部がややくぼみ、漏斗状になる。傘は幅4ー12cm、厚さ0.5ー1cm。傘上面は淡黄褐色で、平たく密着した黄褐色の鱗片で覆われる。肉は白色、厚さ3ー8mm。傘下面は管孔状、白色。孔口は初め円形、生長にともないやや角張り、放射状に長くなる。柄はほぼ中心生、長さ5ー8cm、幅0.5ー1cm。柄の表面は黄白色から汚黄色、中実。しばしば地中に長径5ー20cmの球塊状の偽菌核をつくり、子実体はこの菌核から発生するが、菌核を形成せずに朽木から発生する場合もある。材の白色腐朽をおこす。胞子は長楕円形、無色、平滑、10ー15×4ー5.5µm、薄壁、非アミロイド。 国内では本州、四国、九州に分布し、ブナ林などの地上や広葉樹の倒木に発生する。 国内に広く分布が認められているが、ブナ堅果から特異的に発生するため、県内では高標高地域に点在するブナ林でのみ確認されている。ブナ林の減少とともに、県内での絶滅が危惧される。 子実体は傘と柄からなる。傘は初め卵形、のちに円錐形からほぼ平らに開き、直径5ー7mm。傘上面は平滑、黄色から淡黄色、のち淡黄土色から類白色となり、湿時に条線をあらわす。ひだは直生からやや垂生、淡黄土色、やや疎。柄は細長く、長さ5ー7cm、幅1mm、黄色から淡黄色、中空。柄の基部は黄白色で根状に伸び、淡黄色の軟毛をつける。胞子は卵形から楕円形、8.5ー12×4.5ー5.5µm、初めやや粗面でアミロイドであるが、成熟すると平滑で非アミロイドになる。(執筆者:冨川 康之)(執筆者:冨川 康之)タマチョレイタケウスキブナノミタケ絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)準絶滅危惧(NT)

元のページ  ../index.html#651

このブックを見る