しまねレッドデータブック2026
68/740

585820042013/2014情報不足(DD)情報不足(DD)20042013/2014準絶滅危惧(NT)準絶滅危惧(NT)20042013/2014ーー鳥類絶滅 野生絶滅絶滅危惧Ⅰ類絶滅危惧Ⅱ類準絶滅危惧情報不足202620262026カモ目カモ科Branta bernicla nigricans (Lawrence, 1846)カモ目カモ科Sibirionetta formosa (Georgi, 1775)アマツバメ目アマツバメ科Apus pacificus kurodae (Domaniewski, 1933)島根県固有評価ー環境省カテゴリー絶滅危惧Ⅱ類島根県固有評価ー環境省カテゴリー情報不足(DD)島根県固有評価ー環境省カテゴリー絶滅危惧Ⅱ類(VU)県内での生息地域・生息環境存続を脅かす原因県内での生息地域・生息環境存続を脅かす原因県内での生息地域・生息環境存続を脅かす原因情報不足(DD)される。ほかのガン類と比較して親海性が高いとされ、おもに海岸の入江や内湾などでアマモや海藻類などを食べる。国の天然記念物。 おもに宍道湖や中海のほか、島根半島や隠岐諸島の海岸などで観察されることがある。記録は1〜数羽がほとんどで、毎年のような定期的な渡来情報はない。中海では1974年に、隠岐諸島では1984年にそれぞれ11羽の文献記載がある。宍道湖や中海では湖岸で観察されることもあるが、マガンなどの群れに混じって水田で採食している場合がある。 県内では、採食生態にあった環境で観察される情報が少なく不明。情報不足(DD) 県内では各地で数羽から数十羽あるいは数百羽が観察されることがあり、宍道湖では2020年2月に約2万羽が確認されて以降、毎年数万羽が渡来している。江の川中流部でも2019年12月に数千羽が見られ、2021年度には数万羽が確認されている。採食地は水田などのほか、大量飛来した集団がドングリを主要な餌資源にすることも確認されている。 大量飛来時は密集した群れで過ごすため、餌資源量や生息地の環境変化の影響を受けやすい可能性があるほか、鳥インフルエンザなどの感染症発生時には個体群に影響する恐れがある。情報不足(DD) 夏鳥として渡来し、崖のある海岸や島嶼で繁殖が確認されており、繁殖地周辺では飛翔する群れがよく観察される。山地の上空でも飛翔する群れが見られ、崖地で繁殖している可能性もある。海岸や小島嶼に崖地が多い隠岐諸島では観察する機会が多く、個体数も多いと考えられる。 海岸の崖地の状態に、繁殖に影響するような変化はないと考えられ不明。全国的な減少から餌となる飛翔昆虫の減少の可能性が示されているが情報が不足している。撮影者(提供者):(公財)ホシザキグリーン財団撮影者(提供者):(公財)ホシザキグリーン財団撮影者(提供者):(公財)ホシザキグリーン財団カテゴリー区分カテゴリー区分カテゴリー区分選定理由概  要選定理由概  要選定理由概  要●参考文献藤井薫(2015)コクガン. Bird Research News, 12(3): 4-5.藤井薫(2017)日本におけるコクガンの個体数と分布(2014-2017年). Bird Research, 13: A69-A77.環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編(2014)レッドデータブック2014-日本の絶滅のおそれのある野生生物-2 鳥類. 250pp. ぎょうせい, 東京.森岡弘之(1985)島根県隠岐諸島におけるコクガンの観察と同種の日本における分布について. 国立科学博物館専報, 18: 209-217.島根野生生物研究会(1983)島根県自然環境保全地域候補地 中海水鳥渡来水域学術調査報告書. 60pp. 島根県, 松江.●参考文献環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編(2014)レッドデータブック2014-日本の絶滅のおそれのある野生生物-2 鳥類. 250pp. ぎょうせい, 東京.神山和夫(2022)トモエガモの越冬数が急増している. バードリサーチニュース2022年11月:1【活動報告】. https://db3.bird-research.jp/news/202211-no1/, (2025年6月15日閲覧)森茂晃・星野由美子・豊田暁・田尻浩伸(2023)宍道湖に大量飛来したトモエガモAnas formosaの飛行行動と採食地. 日本鳥学会誌, 72(2): 223-233.森茂晃・星野由美子・安食一歩・豊田暁(2023)宍道湖に大量飛来したトモエガモの飛行行動と採食地-4シーズン比較-. 日本鳥学会2023年度大会講演要旨集: 92.田尻浩伸(2007)トモエガモ. Bird Research News, 4(12): 4-5. 県内に冬鳥として渡来することがあるが、観察される数は少ない。国内では、おもに藻場のある沿岸や平磯がある岩礁海岸などで採食するが、県内では類似環境の観察情報が少ないなどランクの判断には情報が不足していると考えられる。 全長約60cm。全体に黒く、頸に不規則な白斑があり、下腹部から上・下尾筒は白い。国内では北海道、東北地方に多く渡来する。秋季に北海道東部を中心に8,000羽以上が観察されたこともがあるが、越冬地の確認数はその1/3以下であり、韓国や中国まで渡っている可能性があると 県内では2019年度の冬季以降、局地的に密集した集団で過ごす大量飛来の確認が続いているが、生息地の環境次第で状況が大きく変わる可能性や感染症が発生した場合の影響も懸念される。 全長約40cmの小型のカモで、オスは巴模様に形容される特徴的な顔をしている。極東アジアに分布し、東部シベリアを中心に繁殖、朝鮮半島や中国南西部、日本で越冬する。国内では、以前は日本海側の新潟県や石川県などで概ね数千羽程度の渡来数だったが、近年は諫早湾や印旛沼で10万羽以上とされる群れが現れるなど大幅に増えている。 海岸や島嶼の繁殖地周辺ではよく飛翔しているが、以前は平野部の上空で時折見られていた群れを見る機会が減っているように感じられる。また、全国的に減少しているとの報告もある。ただし、これまであまり注目されていなかったこともあり、県内の減少傾向を明確に示す十分な情報が得られていない。 全長約20cm。国内には夏鳥として渡来し、海岸や島嶼、山地の崖などで繁殖する。2016ー2021年の全国繁殖分布調査で記録メッシュ数や現地調査の記録が減少しており、アマツバメ類やツバメ類など飛翔昆虫を捕食する鳥が軒並み減少していることから、こうした昆虫が減ったことが原因になっている可能性が示されている。●参考文献中村登流・中村雅彦(1995)原色日本野鳥生態図鑑<陸鳥編>. 301pp. 保育社, 大阪.植田睦之・植村慎吾(2021)全国繁殖分布調査報告 日本の鳥の今を描こう 2016-2021年. 175pp. 日本繁殖分布調査会, 東京.(執筆者:森 茂晃)(執筆者:森 茂晃)(執筆者:森 茂晃)コクガントモエガモアマツバメ情報不足(DD)情報不足(DD)情報不足(DD)

元のページ  ../index.html#68

このブックを見る